MIDI検定3級公式ガイドブック


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■ MIDI検定3級公式ガイドブック


■「概要」

この本はタイトル通り、MIDI検定3級の受検者用に書かれた本ではあります。

私も受験する時にある意味仕方なく買った(^^; のですが、実際に読んでみると思いのほか内容が素晴らしく、また実用的な内容も多く含んでいるので驚きました。

受験者以外にも、MIDIに関する知識を付けたい方や、打ち込みに関する基礎を固めたい人にもおすすめできる本となっています。


■「この本の良い所」

この本の良い点は、すぐにでも実践可能なテクニックや考え方が学べるところにあると思います。タイトルから想像されるような理論的な説明ばかりではありません。  

 ○「打ち込みの音楽的表現」   それらの例を具体的に列挙してみます。    ・強弱の目安(ベロシティ)
   5線譜で表記されているf(フォルテ)やp(ピアノ)といった強弱記号は具体的にどれくらいのベロシティ値で表されるか。     ・長さの目安(デュレーション)
   普通の音符、あるいはスタッカートやスラーがついている音符の長さはどのくらいの長さで打ち込むか。    ・楽器別の音楽表現方法   ノリの出し方や、表情の付け方、ピッチベンドの活用    
このようにMIDIを用いた打ち込みで、実際の音楽をどのように表現するかということが解説してあります。内容的には広く浅くという感じで、一度目を通しておくと理解が深まると思います。
  

  ○「コントロールチェンジ」

また様々な奏法を表現する手段として、コントロールチェンジについても詳しく解説しています。モジュレーション、エクスプレッション、サステインペダル、ポルタメント・・・などなど。  
これらのコントロールをしっかりと理解して活用できるようになれば、打ち込みでの音楽表現の幅が格段に広がると思います。  
このコントロールの解説の項目に関しても、ただの説明だけに終わらず実際に使う場面を想定した解説がしてあるので、参考になる内容が多いと思います。
   ○「まとめ」    
このような内容になっているので、MIDI検定を受検する方以外でも打ち込みをしている方や、MIDIに関しての知識を付けたいと思っている方には広くおすすめできる本だと思います。  
実際、タイトルがもう少し親しみのあるものがついていればもっと売れてるんじゃないかなぁと思ったりもします(笑)
  

もちろん、実用性だけを求めるのならばMIDIの誕生の歴史なんかは退屈かもしれませんが、知ることによってより愛着が沸くかもしれませんよ(^^)

といいますのも、この本を読んでMIDI規格が誕生した年というのは、私が生まれた年だということを知ったんです。単なる偶然ですが、なんとなく愛着が沸いてしまった私でした(笑)
    目次は以下のURLに出ているので参考にしてください。  http://www.amei.or.jp/merchan/guidebook3.html


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